バジルの香り大好きです。
もう15年くらい前でしょうか、「マニフェスト」確かそんな名前の香水、イザベラ・ロッセリーニ様の手によって作られました。バジルの香り、イタリアの香りそのものでした。
私が初めて食べたバジルは、約20年前。スペインのサラマンカという街でした。ジェノベーゼでしたが…不味い! 衝撃の不味さ。
それからイタリアに移り住み、イタリア人と一緒に作る機会に恵まれました。その美味しかったこと。
日本帰国後、バジルがいくらあるからって、むやみやたらにジェノベーゼは作れません。だってご存知の通り、本場のジェノベーゼは大量のチーズ…それに松の実。
ならば…私はグリーンソースとバジルソースの間の子を作ることにしました。
それが今回のランチのミネストローネに垂らしてあるグリーンソースなのです。
その大量のバジルはジャジャーン。
庭師さんの畑にいます。
ほやらの土は相性が悪く、バジルが大きくなりません。簡単なベビーリーフでさえ、この雨の時期に葉が溶けてしまうんです。
「そんな苦労して育てるもんと違うぞ!」とある日、畑の一列にほやらのものを植えて下さったんです。
庭師さんの優しさで、またバジルが大好きになりました。バジルの香りはいろんな想いが詰まっています。